1-5 答えと工夫/その2

主な工夫は、小さな紙面なのでキャッチコピーを2つにして、概要を把握してもらう。
行動を起こしてもらえるように、内容を伝えることになります。

まずは、お客様に目に留まってもらうためのキャッチコピー①があります。
概要でもお話しましたが、「何?え?」とか思わせないと読みたいまでに行きつけません。

当社も印刷屋なのですが、「印刷のことなら何でも相談を!」って書いても意味がありませんよね?
何も、内容を伝えようとしていませんし、単なる押し売りの言葉になってしまいます。
これは「信じない」の壁を自ら作ります。

そして、行動を起こして頂くためにキャッチコピー②を作りました。
疑問にさせて行動に移ってもらいたいための引き金役になります。

③の文章は読み飛ばされても仕方がありません。
相手方(広告主)からは一番伝えたいとこなのですが、お客様には関係がまったくありません。
当社のやってることや思いを伝えるために、詳しく読んでもらいたいので、
読み飛ばされないためにちょっと縦書きにしてコラム風にして目を引かせました。

理由は、学校の国語の教科書や小説、新聞のコラム欄などみんな縦書きではありませんか?
それにはちゃんとした理由があります。
日本人は小さい頃から、「縦書きの文章は真剣に読まなければって」脳に刷り込まれています。
今回あえて、縦書きに記載しました。案外読んで頂けたのではと思っています。

そして、今回の広告の目的のこちらのサイトに行っていただきたく、
「何をさせたいか」の部分になります。

自分たちもまだまだ、デザインやキャッチコピーなど下手ですが大きなお金をかけなくても
ちょっとの差で変わるのではないでしょうか?
プロに頼んで、安心や満足だけではないと思います。
かたちを変えてみせるのも良いことですが、やはり内容が大事です。
良いデザインとはカタチの完成度ではなく、読み手に伝えたいことが伝わることが良いデザインです。
デザインだけに凝りはじめると、伝えたい内容はどんどん薄れて行き最終的には何も伝わりません。
伝えようとすると見た目が悪くなりバランスが難しいです。こればっかりは何度も試すしかありません。